１．カモ目の水鳥。小形で色が非常にきれい。雌雄がいつも一緒にいると信じられている。名前の「おし」の部分は、古語｢相愛し（あいおし）｣が由来。「鴛」が雄、「鴦」が雌を示す。 ２．１の名前の由来が転じて、いつも一緒にいて仲良く見える夫婦のこと。おしどり夫婦。 ３．幕末から明治ごろの女性の髪形。髪を左右に分けて、笄（こうがい）の上でたすきをかけたように結ったもの。１の姿の美しさを模倣したというのが名前の由来。

１．オサムシ科のうちオサムシ亜科に属する、比較的大形の甲虫類の総称。体は撫肩の紡錘形で、古式の筬（おさ［＝はたおり機の部品］）に見立てたのが名前の由来とされる。多くの種は後翅が退化し飛べないが、敏速に歩行する。 ２．馬陸（やすで）の古名。 ３．ワラジムシの別名。

アシカ科の海生哺乳類。北太平洋などに住む大形の海獣。背中は黒く、腹は灰色で四足はひれの形をしている。水中の動作は機敏で、魚類を捕らえて食う。もともと中国でオットセイの陰茎の漢方薬を「膃肭臍」と名づけたものが、日本では動物そのものを表すようになった。

元来は怪異を総称して、隠（おん）と名づけられていた。近世以降で現在広く知られる姿が定着し、角と虎の模様のふんどしは丑寅（うしとら）を連想させることから。